コラム022|設計のプロセス-調査企画:設計の第一歩は出会いから

設計のプロセス-調査企画:設計の第一歩は出会いからコラム
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建築相談

建て主の価値観と共有できる設計者に出会うために、これから家を建てようと思っている方は、まず設計事務所を訪ねて気軽に相談をしてください。家を建てるということは既成の商品を買うのとは異なり、建て主の要望を最大限に取り入れて満足して暮らせる家を一から創ることです。

設計者の役割は、要望を整理し、その他の条件(法令や周辺環境など)と合わせて付加価値を付けることだと思っています。どのような付加価値を付けてくれるのか設計事務所によって異なります。

設計から竣工まで1年近く、また竣工後もメンテナンスや増改築の相談など長期に渡るお付き合いになります。気の合うパートナーとして設計をご依頼していただけるか、わからないことは何でもお聞きください。設計者選定のための面談など具体的な作業が発生しない相談はもちろん無料ですし、その場で結論を出す必要もありません。

電話のほかにメールやwebページの問合せフォーム、facebookのメッセージなどでお待ちしています。

 

企画プラン作成

ご自分の建設予定地にどのような計画が可能か確かめたい場合や、いきなり設計依頼をすることに不安をお持ちの方は、正式に設計依頼をされる前に企画プランの作成をお請けいたしますのでお気軽にお申し出ください。企画プランの作成も設計業務の一部であるためいくらかの費用が必要となります(詳細は業務報酬の企画立案業務の例をご覧ください)。ご要望をうかがい、プランを作成します。この後、設計監理業務に移行する場合は企画プラン作成費用は設計監理費用の一部として充当します。

ラフプラン作成

実際には、最初から業務を依頼することに不安を感じられると思いますので、設計者との相性等を確認するためのラフプラン(お試しプラン)は無料で作成いたします。 これは企画案作成のように具体的な設計図を作成するのではなく、ご要望と敷地条件等を考慮して、簡単なプランやスケッチと考え方を提示いたします。設計のご依頼をされるかどうかの判断材料としてください。(上のスケッチはリフォームのラフプランです。各室のイメージスケッチと共に平面プランのスケッチも作成しました。この後、正式に設計業務を依頼していただきました。)

 

調査

敷地図面、建築概要等の資料がない場合は、敷地の形状、関係法令等の簡易調査をおこないます。詳細な敷地測量が必要な場合は当方にて測量調査の手配を代行いたします。また、増改築の場合は既存建物の間取り調査をおこないます。必要に応じて既存建物の構造調査や家屋の傾きなどの調査をおこない調査報告書(補強工事の方針)を作成いたします。最初にお越しになるときには、できるだけ資料をお持ちになるようお願いします。

調査業務

 

プレゼンテーション

企画プラン作成、調査をもとにプレゼンテーションをおこないます。プレゼンテーションでは計画の方向性の確認をします。計画の方向性に納得していただければ具体的な設計業務に入ります。プレゼンテーションでは設計の内容を決定するわけではなく、設計の打合せを重ねる中でより良いものに変更していきます。もし、設計者との相性が良くないと思われた場合はこの時点で業務を終了いたします。

企画案プレゼンテーション