コラム026|設計のプロセス-メンテナンス:設計が家づくりならば、メンテナンスは家を育てること

設計のプロセス-メンテナンス:設計が家づくりならば、メンテナンスは家を育てることコラム
この記事は約2分で読めます。

竣工図

施工段階での打合せや詳細決定によって、当初の設計図から変更になったところを訂正して、引き渡し後に竣工図として一冊の図面集を製本して建て主にお渡ししています。ここには、施工業者が製作・施工するにあたって作成した施工図も一緒に綴じてあります。この例では55坪の平屋建て木造住宅の設計図と施工図等を合わせて172枚の竣工図になりました。メンテナンスや増改築の時に現状の建物の状況を記載した竣工図が必要となりますので大切に保管してもらっています。

 

竣工図

 

一年検査

竣工してから1年後に、一年検査をおこない施工上の瑕疵の補修や調整などをおこないます。 また 、定期点検以外にも使用上の不都合などが発生した場合には 修理等の手配の対応をいたします。その後も増改築の相談や、家具のコーディネイトなど末永いお付き合いをさせていただきたいと思います。

設計時には思いもしなかった、住んでみてから気がつく改良点などもあるかもしれません。竣工時が家の完成ではなく、メンテナンスをしながら住みやすい成長する家をつくっていきたいと思います。

一年検査

 

コラム
こちら(SNS)もご覧ください
家山真建築研究室のブログ|ライフスタイルをかたちに