リノベーションの現地調査 御所町の家
リノベーションの前に計画の妥当性の検討 不動産購入前の現地確認に同行 中古住宅を購入してリノベーションするために、現地を確認して購入するかどうかの判断をしたいという依頼がありました。電話と、その後にメールで簡単な要望や、不動産の物件情報を送っていただき、2日後には現地で待ち合わせることになりました。築30年以上の木造住宅のため、構造、断熱、木材の腐食が問題点として考えられました。 構造的には、新耐震基準(1981年)以降の建築ですが、2000年からの現行基準でないため、十分な耐震強度はないが旧耐震基準に比べればしっかりとしているので、今度の調査によって補強などの方針を検討する。ほぼ総2階建てで、上下のプランの重なりに無理がないことが分かりました。 断熱は、床下にスタイロフォームが入っているが床面に密着していないことと、隙間が多い施工になっている。壁、天井にがグラスウールが入っているが、現在の断熱基準からするとかなり断熱性が悪いので断熱補強をする方向で解決できそうです。 和室のたたみと床板をめくって床下を確認したところ、地盤は十分に乾燥し、目視できる範囲では...