石膏ボード張り 東山の家2

業務日誌
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壁の下地を入れた後、内装の石膏ボードが張られました。石膏ボードは石膏を固めて両面を紙で包んだ材料で、安価な不燃材料で、ほとんどの建築の壁や天井に使われています。2階の納戸はコストダウンのために石膏ボード素地のまま、クロスや塗装をしないままの仕上です。黄色っぽい紙の色が、柱や梁の木材と調和して柔らかい感じがします。

石膏ボード張り

クロスなどで仕上げてしまえば石膏ボードを留めるビスは隠れてしましますが、素地仕上げの場合はビスがそのまま見えてしまいます。縦横のピッチが一定となるように、大工さんはベニヤ板に穴を開けてビス位置の定規を作ってきれいに留めてくれました。

石膏ボード張り

通常はコンプレッサーで連結ビスを手早く留めていくのですが、ビスが食い込みすぎないようにインパクトドライバーを使って一本ずつとめていました。コストダウンのはずでしたが、大工さんの作業を考えるとビニルクロスを貼るよりも、こちらの方が丁寧な仕事だったようです。

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石膏ボードは3×6版(910×1820ミリ)を使うことが一般的ですが、今回はボードのジョイント部分が少なくなるように、3×8版(910×2420ミリ)で縦方向のジョイントが少なくなるように設計図で指示してあります。天井高さ2.4メートルの一般的な部屋であれば、横方向のみのジョイントで張っていくことができます。大きなボードは取り回しが大変ですが、塗装仕上げなどでは、手直し工事などが少なくなり、仕上がりの品質が向上します。

石膏ボード張り

写真手前が3×6版の石膏ボード、奥が3×8版の石膏ボードです。縦一枚で天井まで届きます。