上棟

業務日誌

上棟しました 円光寺の家

前日までの雨もあがり、晴天の上棟となりました。1階の柱はあっという間に立上りました。建ぺい率いっぱいの建物のため、敷地内に資材置き場も確保できず、順次組み上げた構造体の上に荷揚げしていきます。7人の大工さんの連係プレーでテンポ良く作業が進み、掛矢(かけや)という大きな木のハンマーで継手にはめ込んでいきます。構造体が組み上がると,空間のイメージが実感されます。あらためて、開口部からの見え方やスケール感を確認します。空間の確認と共に、金物などの使用材料が設計の仕様通りかどうかも確認していきます。垂木の取付までで、本日の作業は終了しました。 ご質問・お問い合わせは、こちらからどうぞ関連記事 こちらもご覧ください業務日誌|晴天の上棟です 南砺市の家業務日誌|上棟しました 東山の家2
コラム

コラム015|本は断熱材?

たくさんの蔵書を納めるために壁一面を本棚にしました。本棚を家具でつくるのではなく構造そのものが本棚になっています。通常、内壁のボードを張ってしまうと隠れてしまう間柱を最初から大きくしておいて、それに棚板を渡しています。これでは壁の中に隠れている筋違や断熱材を入れることができません。そこで筋違の代わりに柱の外側に構造用合板を張って、その外側に断熱材を入れてから外壁の板を張っています。いわゆる外断熱ですが温熱環境的な視点ではなく、求められた機能を満足させるために導き出された結果このようになりました。室内は構造用合板の裏側がそのまま見えているので、本の背表紙が仕上材となっています。全ての内壁を仕上げるには、もっと蔵書を増やさなくてはいけません。 ご質問・お問い合わせは、こちらからどうぞ関連記事 こちらもご覧くださいコラム目次
業務日誌

上棟しました 東山の家2

天候にも恵まれて上棟しました。レッカー車からの材料の荷揚げは、道路の電線をまたいでの作業です。大工さんが建て方の作業をしている間に、合板や垂木を留める金物が設計の仕様通りになっているか確認をしました。最近では釘の長さ毎に色が付けてあったり、釘頭に長さが刻印してあるので、大工さんも間違えることがなく確認作業が楽になります。建材の小さな工夫が建築の品質を高めるために役立ちますが、職人さんの手によって組み立てられる建築は、最終的には人間の技量によって品質が左右されます。屋根垂木と屋根の断熱材の設置までで、本日の作業は終了しました。
業務日誌

晴天の上棟です 南砺市の家

天候にも恵まれ、上棟しました。平屋のため、高さは低いですが、幅26mの細長い建物です。リビングの勾配天井は、屋根垂木がそのまま見えるようになっています。軒先は垂木成を120ミリに落とし、先端もシャープに見えるようにテーパー加工指定あります。明快な構造体です。