地盤調査の立会 円光寺の家
建物を建てる前に、地盤の状況を把握して基礎の設計をする必要があります。木造2階建ての場合には、一般的に『スウェーデン式サウンディング試験』と言われる調査方法で行います。 小雪の舞う中、朝8:30から調査の立会をしました。スチールのスクリューロッドを、機械で荷重を加えながら地面に貫入させて地盤の状態を調べます。事前に近隣データなどから地盤は悪くないと想定していましたが、一箇所のみ軟弱な傾向を示すポイントがありました。調査ポイントを追加して入念に調査してもらいました。 通常は建物四隅と中央の5ポイントの計測をしますが、結果的に9ポイントの調査になりました。調査会社も、調査によって正しく地盤の判定を行う必要があるため、ポイントが増えたからといって費用が追加になるわけではありません。設計者としては、調査会社から提出された地盤調査報告書を参考に基礎の設計をするわけですが、基本的に調査にも立ち会うことによって、地盤の状態を感覚的に確認することが大切だと思っています。 数日後に提出された報告書には、各ポイントの地盤の状態を示すデータが示されています。...