基礎の立上りコンクリートの打設の前にアンカーボルトの検査をします。正しい位置にアンカーボルトが設置されるように支持金具を用いて取り付けています。
土台継手の上木側に必ずアンカーボルトが配置されるように、プレカット図の土台継手位置を考慮して修正した基礎伏図を基にチェックしていきます。土台用のM12ボルトとホールダウン金物用のM16全てのアンカーボルトの位置と本数を確認して、午後からのコンクリート打設に備えます。
打設前にもう一度、型枠内を確認してゴミなどが落ちていないか確認し、ホースの水で汚れを洗い流して底盤のコンクリートと一体化するようにします。
打設前には、コンクリートの受入検査の立会。いずれの数値も規定値内で合格です。スケジュール上、週明けすぐに型枠をばらす工程なので、1週、4週強度検査用のほかに、型枠ばらし用の確認のために、合計3セットのテストピースを採取しました。圧縮強度が5N/mm2以上の確認ができれば、型枠存置期間内にばらすことができます。2~3日で十分強度が出ることは確実ですが、工学的な根拠に基づいて仕様書通りに監理する必要があります。
ポンプ車のホースの筒先を持つ人と、バイブレーターでコンクリートを充填する人が順次打設していきます。
2時間ほどで打設が完了し、あとは天端均しとアンカーボルトの微調整をして終了です。