独立して仕事を始めて間もない頃の、13年前に改修工事の設計をした八幡の家(八幡の土蔵)は何期にも分けて8年間に及ぶ改修工事を続け一段落していました。業務日誌|8年間の設計監理 八幡の家
それから数年が経ち、生活環境の変化などで更に住まいに手を入れる必要が出てきました。2つの土蔵が直列で並び、大きな屋根と下屋空間で覆った特徴的な空間です。2つの土蔵空間と大屋根は以前の工事で改修済みですが、今回は下屋空間の改修計画です。
敷地全体の建物の平面図は、以前の実測調査で作成してあるのですが、改めて現地確認をしてみると食い違いも多くあります。(以前の改修範囲外の部分は、あまり厳密に調査していなかったのです・・・)今回はレーザー水準器を使い、レベルの調査も厳密に行いました。調査写真も一眼レフカメラを使い、できるだけ高解像度で記録するようにしました。
2つの土蔵の隙間に立って、上を見上げたところです。大屋根と下屋の隙間から光が差し込む幻想的な空間です。