コラム040|玄関戸は重厚感と素材感を大切に
毎日使うから、戸締まりと共に素材感も大切です 前回、ガラスを使って明るく開放的な玄関の事例について説明しました。コラム037|光のあふれる玄関は外との接点 しかし、開放的であると共に玄関戸は重厚感のある、しっかりと戸締まりのできるものにしたいですね。サッシメーカーのカタログを見ると、住宅用のアルミ玄関戸が、無数に並んでいますが、無個性で冷たい感じがします。玄関戸は毎日使うものなので、耐久性も大切ですが、素材感を生かしたオリジナルのものだと気持ちいいですね。 桂町会館では、米杉の板でドアを作りました。ドアは板のみで閉鎖的ですが、ドアの両側の壁はガラスで内外が見通せます。常時人がいる施設ではないので、ガラスは防犯ガラスを使用しています。外から続くデッキ材の床が玄関内部まで連続して、玄関ドアと共に暖かみのある雰囲気を出しています。 田園の二世帯住宅では、広い玄関ポーチの奥に、ヒバと栗の木材を交互に並べたドアで空間のアクセントにしています。ドアの両側には柱を建てて、大きなガラスと重厚な木製ドアをしっかりと支えています。ポーチの側面の壁はマヂックコート塗の...