土蔵がアトリエに生まれ変わります 大場町のアトリエ

土蔵解体工事業務日誌
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設計を進めていた土蔵のリノベーションの予算調整も済み、無事着工しました。

先ずは解体工事からです。事前にクライアントによって内部は片付けられ、既存の建具枠の撤去と合わせて基準レベルの墨出しの確認です。

土蔵解体工事

しっくい塗りの蔵の引戸は、職人さんと現場監督の4人で取り外すほどの重さで、蔵の収蔵物を守る防火戸としての役目があるため、板戸の上に土壁を塗った重厚な戸です。

蔵のしっくい塗引戸

戸のレールには、可動式の木枠に中に堅木のコロ(円柱形の木材)がローラーのように転がり重たい戸をスライドさせるようになっています。現在のローラーベアリングと同じ機構で、昔の知恵は既に完成された技術だと感心しました。

蔵の戸のレール

薄暗い土蔵がアトリエとして生まれ変わる予定です。

土蔵既存状態