コラム004|空間を包み込むあかり

空間を包み込むあかりコラム
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反射光で空間全体を包み込む

天井にダウンライトを埋め込んだ場合、直接光によって照らされた床面が明るくなる反面、天井面は暗くなりがちです。天井にたくさん照明器具をつけるよりも、天井面や壁面を明るくすると空間全体が明るく感じられます。

ダウンライトの間接光

ブラケットやペンダント照明など光源が壁や天井から飛び出した照明器具は空間全体に光を拡散させますが、器具そのものが主張してきます。「あかり」そのものが欲しい場合は間接光を利用します。

大野町の家では、古い天井を残してリフォームされた玄関の下駄箱の真上に小さなダウンライトをひとつだけ設置しました。下駄箱の左側は廊下に繋がるメインの玄関。右側は台所に繋がる勝手口になっています。ふたつの空間を仕切るように置かれたBOXの天板はステンレスのバイブレーション仕上で、ダウンライトのあかりを柔らかく乱反射させて空間全体を照らしています。

バイブレーション仕上の反射光

照明器具からの直接光は陰影のある強烈な光。一度反射させて拡散した間接光は包み込まれるような光となります。

「明-暗」による光のコントラストと共に、光の「強-柔」が空間の質を変化させます。