
外構工事は時間との勝負 円光寺の家
外部の足場が解体されてから外廻りの工事がスタートです。竣工予定日までわずか数日です。若い大工さんも応援に入り、中庭の隣地境界側に板塀の下地を組み上げていきます。住宅の基礎と同じように、塀の基礎も外観に見えてくるため型枠のパネル割付とセパの割付を図面で指示しています。 外部に使用するため木材はヒノキを使っていますが、仕口の金物が見えてこないように柱は長ほぞ差し込栓留めとしています。塀が風であおられてふらつかないように控え壁を設けたいところですが設置スペースの問題もあり、両端の柱と土台をL型のスチールプレートに亜鉛塗装をしてコンクリート基礎からステンレスのアンカーボルトで固定しています。 リビングから中庭を見たところです。塀が高すぎると圧迫感があるため、隣地を通る人と目線が合わない高さとしています。 次は中庭のウッドデッキの設置です。ウッドデッキと言っても、最近は樹脂と木で作られた再生木材のデッキ材を使うことが多くなっています。リサイクル素材を主原料としてエコなことと、腐らないメリットがありますが、直日光が当たると素足では歩けないほど熱くなるので注...