建物解体後に敷地内の6箇所で地盤調査を行った結果、地盤の強度が建物を支えるには少し弱いことがわかりました。住宅の地盤改良は一般的に、表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法などありますが、今回は柱状改良工法で地盤を補強することになりました。
狭い敷地のため、プラントの設置や残土処理の必要がない乾式柱状改良工法でおこなっています。直径50センチのドリル(オーガ)で支持地盤まで掘削し、セメント固化剤を掘削土と撹拌しながら杭状の改良地盤を作る工法です。地下水が無く、掘削面が所定の深さまで崩れずに自立する必要がありますが、施工状況の立会をし問題なく工事が進んでいることを確認しました。