メンテ

業務日誌

大場町のアトリエの1年検査

昨年、設計監理を行った大場町のアトリエの1年検査を行いました。建物の各部が馴染んだ頃に点検をして是正工事を行います。1年検査では、建物の検査だけではなく、雑談の中から1年間過ごした暮らしぶりも再点検します。
コラム

コラム048|ジョリパット外壁の経年変化の確認

竣工8年経過後の状態 設計中の住宅の、外壁仕上についてクライアントと打ち合わせている中で、ジョリパット塗の外壁の耐久性(クラック、汚れ)について質問をうけました。左官工法でジョリパットを仕上げる場合は、目地無し工法で下地の防火サイディングのジョイント部分はジョイントテープとパテで埋めてしまいます。経年変化によって、ジョイント部分にクラックが入らないかという心配です。 参考のために、以前設計した桂町会館の8年経過後の状態を確認してきました。区画整理地内の公園の調整池の上に建つ町会会館です。大雨が降ったときに、コンクリートの高基礎部分が水没する建築です。写真は建物裏側の様子です。ベージュ色の外壁がジョリパット塗りで、心配したクラックはまったく入っていません。設計事例|桂町会館 サッシ廻りの雨垂れによる汚れが少し気になります。 開口部の無い、側面もクラックは入っていません。 しかし、ベントキャップ(換気扇の排気口)廻りが黒く汚れています。 室内の空気を換気扇で排気するときに、空気中の塵も一緒に排気され、塗壁の凹凸に汚れが蓄積されるようで...
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ルイスポールセンのスノーボールがつきました 末町の家

昨年、リノベーションした末町の家の玄関ホールの吹抜に、ようやくペンダント照明がつきました。ポール・ヘニングセンがデザインしたルイスポールセンのPHスノーボール、どの角度から見ても中の光源(電球)が見えず、シェードの隙間からきれいな明かりがもれてくる、大変美しい照明器具です。 設計時から、クライアントが希望されていた照明器具ですが、かなり高価であることと、この空間に本当にマッチするのかどうか決断できないまま、竣工から1年半が経過していました。先日、ルイスポールセン社から格安で購入できるセールの案内が届き、クライアントに相談したところすぐに購入の意思が固まり発注することになりました。 セール品と言うこともあり、一刻を争う発注になると思い、電話でクライアントと電源コードの長さの打合せをして寸法を決めました。長いペンダントコードをたぐり寄せて長さを調整したものと違い、ジャストサイズで真っ直ぐにぶら下がるペンダント照明は気持ちがよいものです。 最近は、リプロダクト、ジェネリック(意匠権の期限が切れたデザイナー家具・照明を復刻生産したものと定義づけられていますが・・・)と称したデ...
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玄関ポーチの手摺設置の打合せ 東山の家2

竣工後、約半年が経過し、簡単なメンテナンス点検のために「東山の家2」を訪問しました。庇の先端の亜鉛メッキの鉄骨も、ピカピカのメッキ色から落ち着いたグレー色に変わり馴染んできました。ジョリパット塗の外壁のクラックや、玄関引戸と米杉板の汚れも無く、その他の箇所の良好なようでした。 玄関ポーチの階段の外壁部分に手摺を付けたいと相談を受けました。工事中の打合せでもそのような話題が出ていたため、取付下地は設置済みです。工事中の写真から該当箇所を探し、他の部分の位置関係から寸法を割り出してクライアントに渡しておきました。手摺の設置はご自分でされるそうです。  ご質問・お問い合わせは、こちらからどうぞ 関連記事 こちらもご覧ください 東山の家2|業務日誌
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浴室水栓のメンテ 神田の家

6年前に竣工した住宅のクライアントから「浴室の水栓のメッキが剥がれた」と電話がありました。実は3年前にも同じ現象が起きて、一度、部品の交換をしてもらっています。3年前の時には、建設会社に連絡しても10日以上、何も対応してくれず、再三の連絡でようやく動き出した経緯もあって、今回は建設会社へ連絡をしたときに、設備機器を納入した代理店から連絡をしてもらうことにしました。 すでに生産中止の商品であることと、数年で同じ現象が起きたことから、代替品の有無と、同様な現象がメーカーに報告されていないかの確認を依頼しました。すると、TOTOメンテナンスから当方に連絡があり、こちらが修理依頼者として申し込むことになりました。建設会社経由で修理依頼してもらうのが本来の流れですが、早急に問題解決することが先決だと思い、当方から修理依頼をしました。翌日にはサービスの人が現場確認に来られて、その後部品の交換、修理完了。動きがあるたびに逐一FAXで連絡が入り、進行状況が手に取るように分かります。結果、無料修理でした。最初の訪問時も、当方に連絡が入ったため立会をしました。 ついでに、割れた...
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1年検査 南砺市の家

南砺市の家の一年検査です。 竣工後、一年ちょっと過ぎましたが、建設会社の担当者、施主立ち会いの検査を行いました。夏・冬と季節を一巡し、各部の納まりや、建具の建て付けなど落ち着いたところで不都合箇所の補修をしてもらいます。 大きな不都合はありませんでしたが、一部、和室の造作材の収縮が大きく、対処してもらうことになりました。その他、木部の塗装や車庫の造作などのメンテナンスの打合せをしてきました。 ひと冬越えて、今までの住宅に比べて断熱性能が上がっているため、暖かい冬を過ごすことができて喜ばれました。
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窓ガラス破損 石引の家

石引の家の施主から、テラスに出る窓のガラスにヒビが入っていると連絡を受けました。 日中、お留守でしたが、了解をもらって裏庭より現場確認に行きました。熱割れのようです。直射日光などによる温度上昇した箇所と、温度の上がらない部分の熱応力によってヒビが入る現象です。建設会社に連絡して、修理対応してもらいました。 正面の格子塀は、かなり植物で覆われてきました。
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1年検査 尾張町計画

尾張町計画の1年検査です。 竣工1年後に、施主、施工者と共に、建物に不都合がないか点検しました。 ドアハンドルの調整のみで、特に問題も無く検査は終了しました。