基礎の配筋検査 円光寺の家

配筋検査業務日誌
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基礎のコンクリートを打設する前の、重要な監理項目として配筋検査があります。設計図の仕様通りの鉄筋が組まれているかどうかの確認です。住宅瑕疵担保保険機関の検査員による配筋検査もありますが、その前日に設計監理者による配筋検査を行います。

鉄筋のピッチ(間隔)を確認し、写真記録をします。一般的な巻き尺では数値が小さくて読みにくいため、赤白のシマシマの数字が大きく書かれた巻き尺(ロッド)を一緒に撮影して鉄筋ピッチの記録を残します。建築や土木の工事現場の必需品です。
配筋検査

鉄筋のかぶり厚さ(コンクリート表面から鉄筋までの距離)を確保するためのスペーサー(現場では通称サイコロといわれるコンクリートのブロック)で鉄筋の位置を保持します。基礎の基準かぶり厚さは6センチなのでスペーサーの寸法が6センチあるかどうかの確認も行います。

スペーサーブロック

鉄筋の材質も鉄筋のロールマーク(圧延マーク)で確認します。現在は、ほとんどの鉄筋にロールマークが刻印されているため、現場の鉄筋を見れば強度、直径、製造メーカーを確認することができます。

鉄筋ロールマーク

翌日、瑕疵担保保険機関の検査員に来てもらい、配筋検査をしました。

配筋検査