上棟翌日は屋根下地工事 南砺市の家
上棟翌日は悪天候です。急いで屋根の始末に追われる大工さん。屋根野地板は構造用合板24ミリをN75釘150ピッチで留めていきます。以前は、12ミリの構造用合板を使っていましたが、24ミリの厚板合板の方が屋根面の剛性が高まり、建物全体がしっかりとしますので現在では標準仕様で使うようにしています。工事が進んで隠れてしまうところは工程写真で記録しておきます。 厚板合板を留める釘は、通常の50ミリではなく75ミリの「N75釘」を使います。こちらも仕様通りの材料かどうか確認します。釘打機で使う釘なのでロール状につながっています。 構造用合板の上に、インシュレーションボードを張って、ブルーシートで養生して後は板金屋さんの出番です。ガルバリウム鋼板の屋根の場合は、合板の野地板の上にインシュレーションボード(木質繊維を固めたボード)を張ることによって、金属屋根の雨音を和らげたり、断熱性能を高めることができます。もちろん野地板の下には90ミリの断熱材が入っているので、あくまでも付加的な効果を期待しての工事です。