金沢市民芸術村アート工房主催のアート企画。茶会を行うアート企画。亭主となる子供達が床飾り、掛軸、招待状などの制作とお茶会の進め方の指導をうけて開催。この企画は、茶道の伝統を継承することを主な目的とするものではなく、茶室を非日常のコミュニケーション空間と捉え、参加した子供達が仕切られた茶室という非日常空間の中で友達とのコミュニケーションを図り、新たな人との繋がりを感じること、探し出すことが目的の実験的試みです。
トライウォール(強化段ボール)のルーバーを組み立て、茶室空間をつくりだす。カラーダイクロハロゲンによるカラーシャドウによって茶室周辺の露地空間を演出。
茶室空間の企画・会場構成デザイン、連続ワークショップの講師を担当
アート工房の低いスロープを上がったところのエアコン置場(写真右側)にトライウォール(強化段ボール)のルーバーで曲面屋根を架けて待合としています。階段状の会場の最上部に茶室空間があります。
トライウォールを2,750Rの弓形に切り出したパーツ135枚と、直線に切り出した45枚を横格子状に積層させ、囲まれた領域をつくりました。
囲まれた茶室空間の周辺を露地空間に見立て、そこから茶室へと誘導されます。上部より光の三原色(赤・緑・青)のカラーダイクロハロゲンで格子を照らし、カラーシャドウによる茶室周辺の露地空間を演出しました。
亭主となる子供たちが、それぞれ床飾りや掛軸を飾り、招待客に点前をします。
この企画は、茶道の伝統を継承することを主な目的とするものではなく、茶室を非日常のコミュニケーション空間と捉え、参加した子供達が仕切られた茶室という非日常空間の中で友達とのコミュニケーションを図り、新たな人との繋がりを感じること、探し出すことが目的の実験的試みです。
この茶室空間は、同会場にて2010年3月6日~18日に企画展「Wall!ウォール!うぉーる!プロジェクト 36.56°展」(主催:金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会、 共催:金沢市、金沢芸術創造財団)でも展示されました。