南砺市の家

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金物検査 南砺市の家

木造の建物は、一般的に柱の間に筋違(すじかい)という斜めの部材を入れて、変形を防いで建物の剛性を保っています。(その他にも、構造用合板などの面材を張ったり、金物接合による工法などもあります) 筋違がしっかりと固定されるように定められた金物で接合することが決められています。設計の仕様通りに設置されているか、一つずつ確認をします。付け忘れ1ヶ所と、金物が干渉して納まりの悪い箇所を指摘して、是正してもらいました。現場監督と、設計者の二重チェックで不備がないようにします。 2020
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上棟翌日は屋根下地工事 南砺市の家

上棟翌日は悪天候です。急いで屋根の始末に追われる大工さん。屋根野地板は構造用合板24ミリをN75釘150ピッチで留めていきます。以前は、12ミリの構造用合板を使っていましたが、24ミリの厚板合板の方が屋根面の剛性が高まり、建物全体がしっかりとしますので現在では標準仕様で使うようにしています。工事が進んで隠れてしまうところは工程写真で記録しておきます。 厚板合板を留める釘は、通常の50ミリではなく75ミリの「N75釘」を使います。こちらも仕様通りの材料かどうか確認します。釘打機で使う釘なのでロール状につながっています。 構造用合板の上に、インシュレーションボードを張って、ブルーシートで養生して後は板金屋さんの出番です。ガルバリウム鋼板の屋根の場合は、合板の野地板の上にインシュレーションボード(木質繊維を固めたボード)を張ることによって、金属屋根の雨音を和らげたり、断熱性能を高めることができます。もちろん野地板の下には90ミリの断熱材が入っているので、あくまでも付加的な効果を期待しての工事です。
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晴天の上棟です 南砺市の家

天候にも恵まれ、上棟しました。平屋のため、高さは低いですが、幅26mの細長い建物です。 リビングの勾配天井は、屋根垂木がそのまま見えるようになっています。軒先は垂木成を120ミリに落とし、先端もシャープに見えるようにテーパー加工指定あります。 明快な構造体です。
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基礎コンクリート1週強度試験 南砺市の家

南砺市の家の基礎コンクリート強度試験です。現場で採取したテストピースの1週目(7日)強度試験です。コンクリート強度は4週(28日)経過後の強度をいうのですが、コンクリート打設から4週間後には工事が進み、それまで強度の確認ができないので1週強度から4週強度を推定してコンクリートの品質管理をします。 4週強度=1週強度×1.35+3 =18.9×1.35+3 =28.5 となり、設計基準強度の21N(温度補正をしているので24N)を越えているのでOKとなります。同様に基礎立上り部分の1週強度も22.2Nとなっているのを確認しました。 こちらは現場監督に試験の立会をお願いしました。 4週間後には再度、強度試験を行い確認をします。前回の1週強度から4週強度の推定式通りの数値が出ています。こちらは、監理者の私も現場監督と共に試験の立会をしました。
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土台敷き 南砺市の家

週明けの上棟を前に、土台と根太が設置されました。
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基礎コンクリート打設 南砺市の家

南砺市の家、基礎コンクリートの打設です。 生コンの品質管理のためスランプ値、空気量、塩化物量の測定をしています。設計の仕様通りのコンクリートが納品されているかどうか現場で確認してから型枠に打設します。 敷地の外では、市の道路建設と反対側の敷地の造成工事が並行して進められています。
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基礎配筋検査 南砺市の家

南砺市の家の基礎配筋検査を行いました。設計図通りの本数とピッチで鉄筋が入っていることを確認することはもちろんですが、鉄筋の材質についても仕様通りか確認します。規格証明書(書類)で確認する方法もありますが、現場で鉄筋のロールマークを見れば一目で確認できます。写真は強度(SD295A)と直径(D13)、製鉄会社(Vマーク=大谷製鉄)を確認することができます。メーカーによっては、分かり難い表示方法もありますが監理項目の重要な事項です。
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地鎮祭 南砺市の家

南砺市の家、いよいよ着工です。地鎮祭で土地の神を鎮め、工事の安全を祈る儀式を行いました。 地鎮祭の後は、施主と共に地縄確認をしました。図面通りの配置を敷地内に実物大で縄を張って確認をします。
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計画道路建設中 南砺市の家

南砺市の家の敷地は、写真左側の既存道路と、現在工事中の計画道路に挟まれた東西に細長い三角形の敷地です。 田んぼが広がる田園地帯でしたが、工事中の道路に面する計画地において、既存の文脈を読み取って計画するには難しい敷地です。道路の建設工程が、敷地内の建築工程に影響するため、市役所との打合せを密にして計画を進めています。