浴室

業務日誌

内部排水管の防音対策 円光寺の家

大工さんは床下の断熱材と下地合板張りを行っています。 設備業者さんは内部の配管工事をです。浴室は2階にあるため、1階のリビングの上に設置されたユニットバスからの配管を天井裏で横引きして、壁際の家具の背面で床下へ迂回し外部へ排水します。横引配管から立ち下がる部分には通気弁を取付け、排水時の配管内部の圧力を調整して排水がスムーズに流れ、ゴボゴボ音がしないようにしています。 また、居室の天井裏に排水管が通るため「音ナイン」という、防音材が一体化した排水管を使っています。  ご質問・お問い合わせは、こちらからどうぞ 関連記事 こちらもご覧ください 業務日誌|床下の断熱と配管 南砺市の家 コラム041|浴室はユニットバスそれとも在来工法どちらにするか
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コラム041|浴室はユニットバスそれとも在来工法どちらにするか

浴室の種類 住宅の浴室をどのようにするか、大きく分けて二種類の選択肢があります。「ユニットバス」か「在来工法浴室」です。 現在では、ユニットバスの方が一般的だと思いますが、床・壁・天井などのパネルや浴槽のパーツを現場で組み立てて浴室を作る工法がユニットバスです。主に樹脂パネルでできたパネルのため、掃除のしやすさや水漏れの心配も少なく、断熱仕様のパネルや浴槽を使えば短期間で性能に優れた浴室ができあがります。しかし規格の数種類の寸法から選ぶ必要があり、パネルの質感なども本物のタイルなどに比べると劣る場合があります。 在来工法浴室とは、コンクリートやモルタルの下地に防水を施し、床や壁にタイルや石を張って仕上げる工法のことです。浴室の寸法や仕上材料も自由に設計することができます。自由度がある反面、施工の不具合などにより、水漏れやタイルのクラック(ひび割れ)などの心配があります。 在来工法浴室の例 在来工法の浴室の場合、浴室と洗面所を透明な強化ガラスで仕切り、開放感のある空間にすることによって浴室の狭苦しい感じを緩和することが比較的容易にできます。床は白い大理石...
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コラム011|浴室は特等席

庭と連続させて露天風呂の気分 住宅の中で特等席はどこでしょうか。景色の良いところや、日当たりの良いところに特等席をつくりたいですね。この住宅は東西に細長いので、ほとんどの部屋が日当たりの良い南に向いています。浴室も南に面していますので、青空を見ながら休日の昼間に入るお風呂も気持ちよさそうです。 [写真上/田園の二世帯住宅]浴槽に入ると天井いっぱいまでガラスになっていて坪庭が見えます。坪庭の材質感のあるマヂックコートの塗壁がそのまま浴室の壁に連続してつながっているので、浴室と坪庭が一体的になり、より開放的に感じられます。浴室の壁と天井はヒノキ張りです。メンテナンスをきちんとしないと、すぐに痛んできますが、日当たりが良いので浴室はいつも乾燥しています。 坪庭から見ると浴室がまるみえです。もちろん、坪庭には板塀の目隠しと、ガラス面にはロールスクリーンがついていて外から見られることはありません。板塀は風通しを確保しながら、隙間からのぞかれないように、設計図で検討してあります。  ご質問・お問い合わせは、こちらからどうぞ 関連記事 こちらもご...
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浴室水栓のメンテ 神田の家

6年前に竣工した住宅のクライアントから「浴室の水栓のメッキが剥がれた」と電話がありました。実は3年前にも同じ現象が起きて、一度、部品の交換をしてもらっています。3年前の時には、建設会社に連絡しても10日以上、何も対応してくれず、再三の連絡でようやく動き出した経緯もあって、今回は建設会社へ連絡をしたときに、設備機器を納入した代理店から連絡をしてもらうことにしました。 すでに生産中止の商品であることと、数年で同じ現象が起きたことから、代替品の有無と、同様な現象がメーカーに報告されていないかの確認を依頼しました。すると、TOTOメンテナンスから当方に連絡があり、こちらが修理依頼者として申し込むことになりました。建設会社経由で修理依頼してもらうのが本来の流れですが、早急に問題解決することが先決だと思い、当方から修理依頼をしました。翌日にはサービスの人が現場確認に来られて、その後部品の交換、修理完了。動きがあるたびに逐一FAXで連絡が入り、進行状況が手に取るように分かります。結果、無料修理でした。最初の訪問時も、当方に連絡が入ったため立会をしました。 ついでに、割れた...