ペンダント照明の光源の確認 大場町のアトリエ

吹抜ペンダント照明 モーガルソケット業務日誌
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内部のクリーニングも終わり、建具の塗装をしている段階です。それと合わせて照明の光源の確認です。工房の吹抜の照明は2階から吊り下げたペンダント照明です。白い陶器製のモーガルソケットを黒い丸打コード(こたつのコードのように糸で編み込んだコード)で吊り下げた器具を電気施工者に作成してもらいました。

吹抜ペンダント照明 モーガルソケット

夕方、暗くなってからクライアントとモーガルソケットに付ける電球の検討をしました。E26の口金のLEDや蛍光灯も付けることはできるのですが、基本的に白熱電球を付けることを当初から考えていました。40Wと60Wのクリア球とシリカ球。明るさ感や見え方など、電球を入れ替えて確認しました。結論としては60Wのクリア球にしました。いわゆる裸電球ですが、光源から全方向に光が広がる光源が空間を包み込むような優しいあかりとなります。また、キラッと輝くフィラメントが眩しさはありますが暖かさを感じさせます。

吹抜ペンダント照明 モーガルソケット

ペンダント照明のみ点灯した場合の床面照度は15ルクスで、リビングの照度基準の1/10程度と非常に暗いのですが、心地よい明るさ感でした。各所に配線ダクトを設けてあるため、適宜、使用しながら照明器具を増加していくことにしました。

照度計

左側のキッチンスペースはLEDダウンライトで均質に明るくなっているのに対して、右側と手前の工房スペースは白熱電球の柔らかいあかりになっています。

LEDと白熱灯の照明

吹抜を通してもれた明かりが2階の天井も照らし、手摺の格子を透過した光が壁面に陰影を作っています。

吹抜を通した光の陰影

クリア球の白熱電球をよく見ると、フィラメントを支える部分もガラスでできており、大変美しいフォルムです。

モーガルソケットとクリア電球