合板で階段の仕切壁を作る 円光寺の家

階段詳細図業務日誌
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この住宅では、階段の段裏側も化粧としてあらわれてくるため、ササラを見せずに壁にジグザグの段板が差し込んでいるようにしています。また、折返しの階段の真ん中に建てる仕切壁は、普通に柱を建てて作ると幅が広くなりすぎるため合板を使った仕切り壁にしています。30ミリの合板一枚を建てて作る例もあるようですが強度的な不安があるため、24ミリの構造用合板を3枚重ねて壁としています。中央の合板は下から上まで通して設置し、それぞれ両側の合板は段板が乗るようにジグザグのササラ状に切り欠いていきます。まずは、合板の壁を建てて直接壁面に墨出しをしていきます。

合板の階段仕切壁

逃げの無い明細な寸法のため、A1サイズの図面に拡大した階段詳細図をプリントアウトして現場に持込み、大工さんと確認しながら位置を出していきました。

階段詳細図

墨出しまで大工さんと一緒に行い、後は本職に作成してもらいます。後日、無事に加工されていました。後は段板を架け渡せば階段になります。

 

合板のササラ階段

玄関ホール側から階段を昇り、踊場で折り返した裏側は玄関土間が延長した空間で正面にFIX窓があります。

合板の階段ササラ