筋違などの金物検査 円光寺の家

iPadで金物検査業務日誌
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木造は、柱・梁の水平・垂直部材と、筋違の斜め部材が組み合わされて全体の構造が成り立っています。
水平・垂直部材の引抜力に抵抗するための柱頭・柱脚金物と、筋違(すじかい)が効果的に力を発揮するための筋違金物を大工さんが取り付けていきます。

筋違金物は、筋違の寸法に応じた金物を付けることで済みますが、柱頭・柱脚金物は柱に取付く筋違いの方向や壁倍率(筋違の強さ)によって異なったものになります。筋違の上下についているプレート上の金物がいわゆる筋違プレートと言われるものです。

 

金物検査

それと合わせて、柱の上下にはホールダウン金物や、その他の金物が設置されます。

 

ホールダウン金物

場所によって異なる金物がつくため、ひとつずつ目視で確認して行きます。

 

柱頭・柱脚金物

いろんな種類があるため、現場に納入された金物とiPadのカタログページと照合して確認します。金物の使用によって、留めるビスも異なるため注意が必要です。

 

金物の仕様確認

計算で求めたものより耐力の大きい金物を設置することはOKなので、実際には数種類の金物に統合しています。大工さんの間違えも減るし、監理する方もチェックがしやすくなります。iPadの金物配置図にチェックしたものに色を付けていき、不備のあるものはコメントを記入していきます。最終的に、このコメントがなくなれば全てチェック完了です。

 

iPadで金物検査